退去日が迫っているのに家の中が片付かない…まず何から始める?

賃貸住宅の退去日が決まっているのに、家の中には家具や家電、衣類、食器などがまだ大量に残っている。
「あと数日しかないのに終わる気がしない」「どこから片付ければいいのか分からない」という状況になることがあります。
退去期限が迫っていると、目についた物から捨てたくなりますが、焦って進めるとかえって時間がかかったり、まだ売れる物まで処分してしまったりすることがあります。
大切なのは、部屋を順番に片付けることではなく、残っている物を「どこへ行く物なのか」で分けることです。
この記事では、退去日が迫っているのに家の中が片付かないとき、まず何から始めればいいのかを出張買取の現場目線で紹介します。
退去日が迫っているなら「きれいに片付ける」ことから始めない
時間に余裕がある片付けなら、キッチン、寝室、押し入れなど、場所ごとに整理しても問題ありません。
しかし、退去日まで時間がない場合は、この方法だと判断する回数が増えてしまいます。
例えば食器棚を片付けている途中で、昔の食器や贈答品が出てきて「これはどうしよう」と調べ始めると、それだけで時間を使います。
退去直前に優先したいのは整理整頓ではありません。
退去日までに家の中から出さなければならない物の行き先を決めることです。
最初に「退去まであと何日あるか」を確認する
まず確認したいのが、残された日数です。
あと2週間ある場合と、あと3日しかない場合では、できることが変わります。
退去日だけでなく、鍵の返却日時や立会いの予定なども確認しておきましょう。
「退去日は○日だから、その日の夜まで片付けられる」と考えていたものの、実際には午前中に立会いが予定されていた、ということになれば作業時間がさらに短くなります。
まず家の中を空にしなければならない実質的な期限を把握してから動き始めます。
次に「絶対に持っていく物」を先に分ける
片付けを始めると、どうしても不用品ばかりに目が向きます。
しかし最初に確保したいのは、捨てる物ではなく、これから必要になる物です。
新居へ持っていく衣類、仕事用品、重要書類、貴重品、日用品などを先に分けます。
通帳、印鑑、契約書類などが不用品に混ざらないよう注意しましょう。
必要な物を先に別の場所へ移しておけば、その後の仕分けも思い切って進めやすくなります。
残った物を5つに分けると片付けやすくなります
退去期限が迫っているときに、一つひとつ「これはどうしよう」と考えていると作業が止まります。
そこで、残った家財を大きく5つに分けます。
- 新居へ持っていく物
- 買取を確認する物
- 譲る・リユースする物
- 処分する物
- 判断できない物
ポイントは「判断できない物」を作っていいことです。
迷うたびに作業を止めるのではなく、一度保留にして最後にまとめて判断します。
売る・譲る・捨てるの判断基準については、こちらでも詳しく紹介しています。
▶ 片付けで「捨てる物・売る物・譲る物」をどう分ける?迷ったときの判断基準
大型家具・大型家電は早い段階で行き先を決める
退去直前の片付けで最後まで残すと困りやすいのが、大型家具と大型家電です。
冷蔵庫、洗濯機、ベッド、ソファ、タンス、食器棚などは、自家用車で簡単に運べる物ではありません。
小物を全部片付けてから考えようとすると、最後になって「この冷蔵庫をどうやって出そう」という問題が残ります。
そのため、大型品は片付けの序盤で、
- 新居へ持っていく
- 買取を依頼する
- 譲る
- 適切な方法で処分する
のどれにするか決めておきましょう。
実際に搬出するのは最後でも、行き先だけは先に決めておくのがポイントです。
冷蔵庫・洗濯機は「捨てる前」に年式を確認する
退去時には冷蔵庫や洗濯機が不要になることがあります。
大型で処分に困るため、最初から「捨てる物」と考えてしまいがちですが、比較的新しく正常に使用できる物なら買取できる可能性があります。
本体に貼られているラベルを見ると、メーカー、型番、製造年などを確認できます。
写真を撮っておけば、問い合わせる際にも情報を伝えやすくなります。
▶ 家電は何年まで買取できる?冷蔵庫・洗濯機・炊飯器を売るタイミングと相場
「処分が大変な物」から先に確認する
片付けというと、小さな物から箱に詰めていきたくなります。
しかし退去期限がある場合は、処分や搬出に時間がかかる物から先に方法を決める方が安心です。
大型家具、大型家電、物置の中身などは、自治体の通常のごみ収集日にそのまま出せない物もあります。
反対に、衣類や細かな生活用品などは、分別方法が決まれば比較的作業を進めやすい物です。
「片付けやすい順」ではなく「後回しにすると困る順」で考えてみましょう。
売れる可能性がある物は一か所にまとめる
退去日が近いからといって、家の中の物をすべて細かく査定してもらう必要はありません。
まずは売れそうな物を一か所に集めます。
例えば、比較的新しい家電、工具、ゲーム機、カメラ、オーディオ、ブランド品、未使用の贈答品などです。
商品名や価値が分からない古い物も、無理に自分で判断せず分けておきましょう。
査定後に買取できなかった物を、改めてリユースするのか処分するのか判断すれば構いません。
押し入れ・食器棚・物置は想像以上に時間がかかります
見えている家具や家電が少ないと、「あと少しで終わりそう」と感じることがあります。
ところが、実際に時間がかかるのは収納の中です。
押し入れには布団や衣類、食器棚には大量の食器、物置には工具やアウトドア用品などが残っていることがあります。
特に食器は一つひとつが小さいため、量が多いと梱包や分別だけでも時間がかかります。
▶ 実家の片付けで大量に出てくる食器・タオル・贈答品はどうする?
退去直前なら「1点でも高く売る」より全体を止めない
買取できそうな物が見つかると、できるだけ高く売りたいと考えるのは自然です。
ただ、退去期限が数日後に迫っている状況で、商品ごとに複数の買取店を比較したり、一つずつフリマアプリへ出品したりすると、片付けが止まることがあります。
フリマアプリの場合は、売れた後にも梱包や発送が必要です。
期限があるときは、買取価格だけではなく、退去日までに家から物を出せるかも判断材料になります。
時間に余裕があるときの売却方法と、退去直前の売却方法は分けて考えましょう。
「買取できない物=そのまま回収してもらえる」とは限りません
出張買取を依頼するときに注意したい点があります。
買取できなかった物を、そのまま買取業者がすべて回収・処分できるとは限りません。
家庭から出る不用品の処分にはルールがあるため、買取と処分は分けて考える必要があります。
「家の中を全部空にしたい」という場合は、査定を依頼するときに、買取対象外になった物をどうすればいいのかも確認しておきましょう。
まだ使える物は「売る」以外の行き先もあります
買取価格が付かなかった物でも、まだ使用できる場合があります。
家族や知人へ譲る、リユースにつなげるなど、処分以外の選択肢もあります。
ただし、退去期限が迫っている場合は、譲る相手を探すことに時間を使いすぎないことも大切です。
「○日までに引き取り手が決まらなければ次の方法へ進む」というように、期限を決めておくと片付けが止まりにくくなります。
粗大ごみは退去直前になってからでは間に合わないことも
家具などを自治体の粗大ごみとして処分する場合、地域によって申し込み方法や収集方法が異なります。
希望した日に必ず回収してもらえるとは限らないため、退去日が決まった時点で早めに確認しておきましょう。
特に大型家具が何点も残っている場合は、退去直前になってから方法を調べると間に合わない可能性があります。
まだ使用できる物なら、処分を申し込む前に買取やリユースの可能性を確認する方法もあります。
▶ 粗大ごみに出す前に確認したい10のこと|まだ使える物を捨てない選択肢
退去まで1週間を切っているなら「今日やること」を決める
残り時間が少ないと、家全体を見て焦ってしまいます。
そんなときは、退去日までの予定を細かく決めるより、まず今日やることを決めます。
例えば、今日中に大型家具と家電の行き先を決める。明日は売れる可能性がある物をまとめる。その次に処分する物を分別する、といった進め方です。
全部を同時に考えないことで、作業を進めやすくなります。
家族だけで終わらないと感じたら早めに相談する
「自分たちでできるところまで片付けて、最後に業者へ相談しよう」と考える方もいます。
もちろん、時間に余裕があればその方法でも問題ありません。
しかし、退去日が迫っている場合は、ギリギリになってから相談しても希望日に対応できない可能性があります。
家財の量を見て「この量は自分たちだけでは難しそう」と感じた時点で、早めに相談しておく方が選択肢を残せます。
その際は、退去日、住所、残っている大型家具・家電、家全体のおおよその物量などを伝えると状況を共有しやすくなります。
問い合わせる前に写真を撮っておくと話が早くなります
退去直前は、電話やLINEで何度も状況を説明する時間も惜しくなります。
部屋全体、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電、家具、売却を考えている物などをスマートフォンで撮影しておきましょう。
家電については、メーカー名・型番・製造年が記載されたラベルも撮影しておくと便利です。
細かな物を1点ずつ撮影するより、まずは家の中にどのくらい物が残っているのか分かる写真を用意すると状況を伝えやすくなります。
まとめ|退去日が迫っているときほど「何から捨てるか」ではなく「どこへ行くか」
退去日が迫っているのに家の中が片付かないと、目についた物から急いで捨てたくなります。
しかし、まず確認したいのは「何を捨てるか」ではありません。
新居へ持っていく物、買取を確認する物、譲る・リユースする物、処分する物へと、家財の行き先を決めていきます。
特に大型家具や大型家電など、後回しにすると退去日に間に合わなくなる物から先に方法を決めることが大切です。
出張買取ななつぼしでは、奥州市を中心に北上市・一関市・盛岡市などで、退去や引越しに伴う家財の査定を行っています。
「退去日まで時間がない」「処分する前に売れる物だけでも確認したい」という場合も、残っている家財が分かる写真などをご用意のうえ、お早めにご相談ください。


